ファム1月例会(愛和病院ベンチマーキング) 【 お知らせ 】
女性ならではの発想とは?
~地域医療による少子化への挑戦と働きやすい職場づくり~
報告者:藤田 博子氏 有限会社アイワメディカルサービス 代表取締役
内田 緒織氏 医療法人愛和会 愛和病院 経営総括室本部長
6月に行われた女全交にて大好評を得た分科会企業の愛和病院の見学を1月25日に行い
ました。愛和病院は、分娩数が全国第2位、今年中に8万人目の赤ちゃんが誕生するとの
ことです。
最初に病院内と産後ケア施設「パタニティ・マタニティハウス」を見学しました。
病院内もパタニティ・マタニティハウスもリゾートホテルを思わせるおしゃれな雰囲気と、
きめ細かい「おもてなし」が随所に感じられます。
見学後に、藤田社長の報告がありました。藤田社長は、無医村での開業医4年間の経験と、
全国の産婦人科を見学して回り、医療とは無縁と思っていた「サービス」の大切さを学んだ
との事でした。関東圏で産婦人科として勝負してみたいという思いがあり、川越市という全
く無縁の地で、排他的な雰囲気がある中でのスタート、逆風の中でも時代の流れを常にキャ
ッチし、異業種とのコラボ、社員教育に力を入れるなど試行錯誤を続けた結果、患者様に信
頼されるようになり、経営状況も良くなり、それと共に「私たちの居場所」ができてきたと
のことです。今では、最初の苦労は大変ありがたかったと思えるようになり、感謝を込めて
地域貢献、社会貢献にも力を入れているとのことです。
安心・安全な医療の提供、300人の雇用を守る病院経営という根底の理念は変えず、時代
に沿って常に進化し変え続けるという報告からは学びが沢山ありました。
自社でも変えてはいけないこと、変えるべきものを常に見極め、常に進化することを実践します。
(大宮南地区 岩見真里子)