Facebook余話~みんな違うし、みんな同じ~ 【 未分類 】
ふっ、とね「あーあ、自分なんか・・・」って思うことがありますの。
一人で仕事をしておりまして。パソコンと向き合って、数字の消えかけたレシートにイラついたりしながら入力をしておりますと、「あーあ」って頭の中で声がするわけでございます。おおかた、作業に疲れたからなのでございましょうけれど。
そんな事態を避けようと、大抵はラジオをつけっぱなしで人口密度を上げてるのでございます。
そのような日常が連続しておりましたある日、まあ、風が口笛でも吹いているような爽やかな音色が聞こえてまいりましたの。
何事かと耳をそばだてて聞き入りましたところ、リコーダーの演奏でございました。さっそくお名前をメモし、検索しましたところアドレスが分かりましてね。便利ですわねえ、つくづく思います。
さっそくメールで感想をお送りしましたところ、移動の車中からお返事くださって嬉しゅうございました。それからですの、Facebookでお友だちになりましたのは。
千裕(ちひろ)さん、ておっしゃるの。彼女はマイノリティ(性同一性障害)として生きなければならない日々に、ときどき「自分なんて何のために」などというようなことを書いていらっしゃいます。揺れ迷う思いを抱くのは私ばかりではございませんでした。
みんな「同じ人間」ですけれど、「同じように生きられない」という違いも表裏一体の宿命でございます。その中で、自分の花を咲かせるしかございませんし、自分の花は自分でしか咲かせられませんもの。彼女を通して、改めて思ったことでございます。
Facebookでしかお会いしないお友達ですけれど、見かけるたびに彼女と自分に語りかけております。きっと花を咲かせましょうね。
池田 恵津子 記